先日、一般社団法人SAMURAI REBIRTH 様より『Joshu認定書』が手元に届きました。

重厚感があり手にする度、文化財の保護と日本の伝統技術を下支えする一助として貢献できる喜びと背筋が伸びるような誇らしい気持ちになります。

Joshu – 畳主 –

“柳川藩主立花邸 御花(文化財)の大広間に敷かれる畳のオーナー制度。” ―

― 畳主という名のオーナーは、文化財を支える現代の城主のような役割を担います。制度に加入することで、大広間に敷かれる劣化した畳を張り替える一連の再生事業に貢献することができます。

そして、ここで使用される畳にも特徴があります。柳川藩主立花邸 御花の敷地内で廃材化した畳や落ち葉、その他自然素材を再利用し、新しい畳が生産製造されています。

▼ 詳細: https://www.samurai-rebirth.com/joshu

一般社団法人SAMURAI REBIRTH

「文化財の保全」と「地域再生」を、循環型資源を活用しながら実現し、伝統文化の継承に取り組まれている福岡県柳川市を拠点とする団体様です。

畳再生プロジェクトをはじめとする文化財活用や参加型文化事業を通じ、日本の伝統文化を未来へ繋げる新しい価値を創造されています。

▼ 公式web:https://www.samurai-rebirth.com

柳川藩主立花邸 御花

福岡県柳川市にある旧柳川藩主・立花家の歴史を語り継ぐ邸宅です。400年の時を超え、現在は藩主の末裔が営む料亭旅館として愛されています。

掘割に囲まれた全敷地7,000坪が「立花氏庭園」として国指定名勝(*)となっており、江戸時代の大名文化の面影と明治時代の近代建築が融合した稀有な空間が広がっています。

(*)国が文化財保護法に基づいて、芸術上または観賞上価値の高い土地に指定を行ったもの。

▼ 公式web:https://ohana.co.jp

名勝 “松濤園” を眺めて

訪れた翌日は濃霧。

霧に煙る庭園の静寂の中で、羽を休める鷺(サギ)と、水面を優雅に遊泳する鴨。視界を遮り白く霞む霧の中に浮かび上がるその対照的な姿は、一幅の絵画のような幻想的な美を湛えていました。

とりわけ、霧の合間に幽玄な影を落とす黒松の佇まいは、名勝に相応しい奥ゆかしい情趣を添えていました。

―そんな景色を眺めていると、かつてこの庭園を愛した先人たちと同じ時間を共有できたような、不思議な気持ちに包まれました。