こんにちは。
天気が良い日、急に思い立って『ちょっと散歩でもするか。』というノリで登る山があります。山と言うほど高くはなく、傾斜もなだらかで往復で1時間も掛からない独立丘陵です。
気軽に登ることができ、自然や四季を感じることができるので、目が楽しいです。花時や新緑の季節は、鮮やかな色使いや青々と緑を感じることができます。
紅葉の時期なんかは木や葉の自然な色のグラデーションが素晴らしく、色の使い方の勉強になります。
だらだらと文章を書いていますが、今回一番話したい話が“如意輪観音像”についてです。
私は、いつも登る山でお気に入りの観音菩薩像があります。それが、如意輪観音像です。山道には西国巡礼の観音像がずらり。その中で、第拾八番札所の如意輪観音像の穏やかな表情と余裕のある雰囲気に一目惚れしました。
如意輪観音は、人々を苦悩から救い、あらゆる願いを叶える観音菩薩と言われています。片膝を上げ、そこに肘かけ指先を頬に当てている思惟の姿や両足裏を合わせて座る輪王座(りんのうざ)と呼ばれる姿勢が特徴的です。どうすれば人々を救えるのかと悩んでいる姿だとされています。(*)
穏やかな表情をして実は悩んでいる姿だとは…と驚きでした。悩んでいることも非常に壮大で“めちゃくちゃいい奴やん!” (友達か。観音様に奴呼ばわり…失礼しました。)と、更に好きになりました。
如意輪観音菩薩が祀られている有名なお寺も沢山あるので、機会があれば訪れてみようかと思います。造りや表情、腕の本数(通常は六本)なども各々異なる為その違いを観察するのも面白そうです。
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(*)参考:
https://www.butuzou-world.com/dictionary/bosatsu/nyoirinkannon
https://www.ikenobo.jp/rokkakudo/index.html